足袋シューズは日本の伝統的な足袋に由来する分趾デザインで、近年スニーカーを中心に再注目を集めている。メゾン・マルジェラのTabiからNikeのAir Riftまで、歴史あるスタイルが現代のコラボで多様化している。
足袋シューズの背景と特徴
足袋シューズは親指と他の指を分けた構造が最大の特徴である。構造により足の安定性と接地感が向上するとされる。
起源は15世紀の日本の足袋にあり、作業用の地下足袋を経てファッションへ移行した。1988年のメゾン・マルジェラのTabiブーツが転換点となった。

注目コラボレーションと新作
2026年も複数ブランドが足袋シューズを取り入れたモデルを発表している。スニーカー寄りのデザインで取り入れやすくなった点が特徴だ。
Vans × FDMTL
日本のデニムブランドFDMTLとVansが再び協業した。定番のAuthenticをベースに分趾のTabiディテールを融合している。
配色はホワイト、ライトブルーのスエード、パッチワークなどを用意する。日常のスタイルに合わせやすいルックスだ。


ASICS × Kiko Kostadinov:ILARGI FF
ASICSとデザイナーのキコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov)が共同でILARGI FFを発表した。伝統的なラバーソールの工装靴から着想を得た分趾設計が特徴である。
シュータンやアッパーはASICSのマラソンモデルを参照した設計で、通気性の高い素材を採用している。履き心地を損なわずモダンな印象に仕上がっている。

ASICS × Kiko Kostadinov:LYASA FF
同じくASICSとキコのLYASA FFは、2008年に若田光一氏の宇宙訓練用に設計されたTabiに着想を得たという。無紐設計で着脱が容易である。
メッシュアッパーと独特のグラフィックを組み合わせ、スポーティーな外観を強めている。日常からアクティブまで使える作りだ。

Nike Air Rift の最新展開
NikeのAir Riftは「忍者靴」として知られ、長年にわたり定番の分趾モデルである。素材や色でさまざまなバリエーションが展開されている。
最近はドット柄など遊びのあるデザインも登場している。コーディネートのアクセントに取り入れやすいモデルである。


Nike × SKIMS Rift Mesh と着用例
Nikeとキム・カーダシアンのブランドSKIMSがコラボしたRift Meshは2026年初頭に発表された。Air RiftをベースにSKIMSのミニマルな美学を取り入れている。
人気アーティストのリサが着用したこともあり注目度が上がった。シルエットは比較的すっきりしており、普段使いしやすい。

日本ブランドの取り組み:SOU・SOUとTabi Footwear
京都発のSOU・SOUは伝統を現代化したTabiを継承する代表的ブランドである。製造は兵庫県高砂市の歴史ある工場で行われている。

一方でTabi Footwearは北欧の簡潔なデザインと職人技を融合したラインを展開している。分趾による安定性や足の可動性を重視した設計だ。

Tabiのサンダルやスニーカーはカラーバリエーションが豊富である。黒白の定番からレオパードなど個性的な柄まで用意されている。
選び方と取り入れ方
足袋シューズを選ぶ際はフィット感を重視することが重要である。親指周りの余裕と中足部の安定感を確認するとよい。
コーディネートはシンプルなパンツに合わせるか、ソックスと合わせてアクセントにするのがおすすめだ。足元に個性を出しやすいアイテムである。
今季はVans×FDMTLやASICS×Kikoなど、スニーカー寄りの足袋シューズが入手しやすい。まずは普段使いできる一足から取り入れてみてほしい。


