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アニエスベエが開催した東京での50周年記念ショーの詳細

アニエスベエが3月17日、東京の仏大使公邸で50周年記念ショーを開催

アニエスベエの東京ショー会場外観

フランス発のファッションブランド agnès b.(アニエスベエ)は、10年ぶりに楽天ファッションウィーク東京 2026 A/W の関連行事として東京での大規模ショーを再開した。取材陣はブランドの招待により3月17日、東京都内のフランス大使公邸で行われた男女混合のランウェイを鑑賞した。今回の公演は2026年の春夏と秋冬コレクションを合わせた「a Tokyo」と題され、ブランド創立50周年の節目に合わせて開催された。会場は厳重な入場審査が行われ、来場者はパスポートなどの身分証を提示して入場した。

俳優の窪塚洋介が来場した様子
俳優 窪塚洋介(くぼづか ようすけ)が来場

ショーのオープニングには、ブランドと長年にわたり親交のあるフランスのエレクトロニカバンド、AIR の代表曲「Sexy Boy」を特別ミックスした楽曲が採用された。来場者にはこの日のために特別制作された限定版のレコードが配布され、オリジナルのジャケットデザインは桜色の配色で「by R」の限定コレクションの主要カラーに呼応している。

山田葵によるオープニングパフォーマンス
山田葵(やまだ あおい)が即興の舞でオープニングを飾った
ランウェイの様子1
ランウェイの様子2

会場には国内外の著名人が多数出席したほか、招待客全員に特製レコードが配られるなど、ブランドと来場者の関係性を重視した演出が随所に見られた。会場となったフランス大使公邸は、フランス文化と歴史を伝える場所であり、今回が同公邸で行われる初のファッションショーである。

会場内の装飾と展示
会場風景と来場者の様子

ランウェイでは合計52点のルックが発表された。今回発表された2026年春夏および秋冬コレクションは、アニエスベエが半世紀にわたり掲げるフレンチミニマリズムの美学を踏襲しつつ、実用性と洗練されたディテールの両立を目指した構成である。派手なシルエットを追わず、プロポーションや細部に宿る完成度で日常に寄り添う服作りを示した。

ブランドは長年にわたり映画制作やアート支援、環境保護など文化的かつ社会的な活動にも関与してきた。創造性の独立性と人文的価値を重視する姿勢は、今回のコレクションにも反映されている。

コレクションのディテール写真1
コレクションのディテール写真2

アニエス氏は日本の工芸精神と美的感覚に長年にわたり影響を受けているといい、今回の東京での開催について次のように述べた。「日本は私にとって非常に特別な場所である。細部へのこだわりや職人への敬意、美に対する鋭敏な感覚を尊敬している。伝統と現代が共存するそのバランスには強く心を動かされた」と、アニエス氏は述べた。

アニエス氏にとって、フランスと日本の関係は単なる市場の往来にとどまらず継続する文化的対話である。50周年という節目に合わせた今回の東京公演は、長年の縁を再確認する場になった。

モデルが歩くランウェイの様子
観客とランウェイの風景
会場でのフォトセッションの様子

アニエスベエは日常を主題にした服作りを一貫して掲げており、今回のコレクションも「日常の美しさを讃える」ことを意図している。街中の多様な人々を創作の源として服作りを考えるというブランドの姿勢は、今回のランウェイでも明確に示された。

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