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シアパレッリ展 V&A ロンドン 2026年3月28日から11月8日まで開催

V&A(ロンドン)で3月28日開幕、シアパレッリ展でブランド史を紹介

ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(ヴィクトリア・アンド・アルバートはロンドンに所在、以下V&Aと表記)は「Schiaparelli : Fashion Becomes Art」を開催し、ブランド創始者エルサ・シアパレッリ(Elsa Schiaparelli, エルサ・シアパレッリ)の1920年代から現代に至る歴史と影響を一堂に紹介している。展覧は超現実主義とオートクチュールの繋がりを辿り、初期の挑発的なデザインから現クリエイティブディレクター、ダニエル・ローズベリー(Daniel Roseberry, ダニエル・ローズベリー)による現代的解釈までを提示するものである。

英国で初開催、シアパレッリの特別展

本展は収蔵品点数が400点を超え、衣裳100点、芸術作品50点のほか、アクセサリー、ジュエリー、絵画、写真、家具、香水、歴史資料など多岐にわたる資料を展示している。注目作としては、サルバドール・ダリ(Salvador Dalí, サルバドール・ダリ)と1938年に共同で制作した「骸骨(スカル)」のドレス、涙を模したドレス、靴を逆さにした形状の帽子などが含まれる。また、現クリエイティブディレクターのダニエル・ローズベリーによる、デュア・リパ(Dua Lipa, デュア・リパ)やアリアナ・グランデ(Ariana Grande, アリアナ・グランデ)らのレッドカーペット用ドレスも展示されている。

シアパレッリ展のドレス展示、ヴィジュアル展示の一例
1930年代のデザインを示す展示作品の接写
四つの章で工芸と革新を提示

展覧は四つの章で構成され、シアパレッリの卓越した技術と革新性を明らかにする。序章「Designing the Modern Wardrobe」では彼女の経歴を紹介し、日常着からイブニングウェアまでの実用的な探究を示す。開幕展示には、1927年制作の視覚トリックを用いた蝶結びニットが登場する。

1927年の視覚効果を用いた蝶結びニットの展示写真
シアパレッリの初期ドレスを複数展示した展示室の様子

第二章「Creative Constellations」では、1920年代から30年代にかけての超現実主義の巨匠たちとの伝説的な協働を掘り下げる。第三章「Beyond Paris」では、1933年にロンドンのメイフェア(Mayfair、メイフェア地区)にサロンを開設した経緯と、1930年代から50年代にかけて英仏米の舞台や映画制作のために衣裳を手がけた事例を中心に紹介する。

舞台衣裳としてデザインされた作品の展示例
映画や舞台用に制作されたシアパレッリの衣裳の一部

最終章「A Golden Thread」では、ブランドの伝説を現代の文脈に繋げる観点で構成される。2019年に就任したダニエル・ローズベリーは、革新的かつ大胆なデザインでブランド精神を更新し続けていると総括する。

現代におけるシアパレッリのデザイン例、ローズベリーによる作品
展示会場内の展示風景、衣裳やアクセサリーが並ぶ様子
シアパレッリとは

エルサ・シアパレッリは1927年にパリでオートクチュールのブランドを設立した。奇抜な発想と既成概念を覆す美学で知られ、超現実主義や誇張された造形美をファッションに取り入れて20世紀のデザインに独自の創造性をもたらした。日用品をモチーフに用いることが多く、ダリ、ジャン・コクトー(Jean Cocteau, ジャン・コクトー)、マン・レイ(Man Ray, マン・レイ)、ジャン=ミシェル・フランク(Jean-Michel Frank, ジャン=ミシェル・フランク)、アルベルト・ジャコメッティ(Alberto Giacometti, アルベルト・ジャコメッティ)らとの協働を通じて不朽の名作を生み出した。代表作にはロブスターのドレス、涙のドレス、靴を模した帽子などがある。

SCHIAPARELLI:FASHION BECOMES ART
会場:The Sainsbury Gallery(セインズベリー・ギャラリー、V&A内)
会期:2026年3月28日から2026年11月8日まで

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