レーザーしみ取りは、頑固なしみや色素沈着を直接狙う治療法の一つである。
レーザーしみ取り前のチェックポイント
自分のシミの種類と肌質を確認することが施術成功の第一歩である。
しみは浅層のそばかすや日焼けジミと、深層のほほの母斑やホルモン性色素斑に分かれる。適切なレーザー波長と照射回数は種類で変わる。
施術の2週間前はA酸やフルーツ酸、ピーリング剤などの刺激の強い化粧品を中止する。日常的に十分な紫外線対策を行い、肌が炎症状態でないことを確認する。

レーザーしみ取りで知っておきたい副作用と対策
反黒(炎症後色素沈着)と反白(色素脱失)は代表的な副作用である。
反黒はレーザーによる熱刺激で一時的に色素が濃く見える現象で、数週間から数か月で薄くなることが多い。反白は色素を作る細胞が過度に損傷すると生じ、回復が難しい。
適切なエネルギー設定と経験ある医師の施術が、これらを避ける最良の方法である。施術後は医師の指示に従い、しっかり保湿と厳重な日焼け止めを行う。

レーザーしみ取りの効果と期待できる改善点
レーザーは真皮層の黒色素を破壊し、体の代謝で排出させる働きがある。
色素を標的にすることでそばかす、老人斑、日焼けジミ、ホルモン性の色素斑が薄くなる。加えてコラーゲン増生を刺激し、肌のハリや毛穴の改善も期待できる。

レーザーしみ取りの主な5タイプ
Qスイッチ(ナノ秒)レーザーは伝統的な色素除去法である。
光熱効果で黒色素を砕くため浅いしみに有効で、費用は比較的抑えられる。熱ダメージが強く、術後に結焦や一時的な反黒が出やすい。
ピコレーザー(Pico)は非常に短いパルスで光震効果を起こす。
黒色素を微粉化して体内へ排出しやすくする。熱傷害が少なく回復が早いため、そばかすや日焼けジミに人気である。
蜂巣(フォーカス)ピコレーザーはMLA透鏡でエネルギーを高める方式である。
表皮を守りつつ真皮深部へ作用させ、コラーゲン再構築を促す。肌の引き締め効果も期待できる。
CO2レーザーは部分的に皮膚を再生させる目的で用いる。
毛穴や肌質改善に向く一方で、ダウンタイムが長くなる点に注意が必要である。
IPL(フォトフェイシャル)は単一波長ではない光治療である。
刺激が比較的少なく回復も早いが、効果を得るには複数回の照射が必要となる。

よくある疑問とレーザーしみ取りの迷信を解く
副作用はあるかという質問が最も多い。
赤みやひりつきは数時間から数日で改善することが多い。乾燥や皮むけ、軽いかさぶたも治癒過程として見られる。
反黒や反白は起きるかという点は施術の要注意点である。
反黒は比較的多く、通常は時間をかけて薄くなる。反白は稀だが深刻なため、経験豊富な医師による適正照射が重要である。
どのように予防するかだが、術後の紫外線対策が肝心である。
SPF50以上の防晒と帽子、日傘の併用で紫外線を避ける。保湿はセラミドやヒアルロン酸、ツボクサ等の穏やかな成分を選ぶ。
誰が施術に向かないかは明確に把握しておく必要がある。
妊娠中や授乳中、光過敏症の疾患がある人、光感受性の薬を服用中の人、顔面に活動性の炎症や重度のニキビがある人は避けるべきである。
施術間隔と回数の目安は治療法で変わる。
通常は3〜4週間ごとの照射を推奨する。ピコレーザーは2〜4週間ごと、深い治療は4〜6週間隔である。完了まで3〜5回が目安だ。

術後の結焦(かさぶた)とそのケア
結焦は自然な皮膚修復過程である。
小さなかさぶたは通常7〜10日で自然に剥がれる。無理に剥がすと炎症や瘢痕、反黒を招く恐れがある。
この期間は保湿とバリア修復を重視する。ピーリングやスクラブ、刺激の強い成分は避け、医師の指示に従って徐々に通常のスキンケアへ戻す。



