女神という称号は、どの年代でも誰も自ら名乗れるものではない。外見の美しさに加え、精神的な強さも問われると二人は語った。
林愷鈴(りんかいれい / アシュリー・リン)と蘇皓兒(そこうじ / クロエ・ソー)は、それぞれ「仙気女神」と「宅男女神」と評されている。二人は共にデビュー10年で、モデル、歌手、俳優と多面的に活動してきた。どちらも表面の光にとらわれない独特の魅力がある。

Z: あなた方は「女神」と呼ばれることについてどう感じますか?
クロエ:「昔の女神はまさに神格化された存在で、距離感と神秘性が伴っていた。今は媒体があらゆるタイプの女性に『女神』とラベルを付けがちだ。表向きは称賛でも、期待値が上がる分、受け止められ方にズレが生じれば激しい批判を受けることもある。女神という呼び名は、芸能人にとって枠組みになる。演じる道を難しくする側面もあると思う。」

アシュリー:「ある夜、ジャズクラブで演奏したときに店主から『なぜ観客はあなたを女神と言うのか』と半ば冗談で聞かれた。かつては女神がセックスシンボルの意味合いを持つこともあったが、時代とともに定義は変わる。私はこの呼称がメディアによる評価の枠組みだと感じるが、拒否はしていない。現時点で代表作はなく、実力も固定されていない。『女神』という称号は、自分にとって職業上の課題を明確にしてくれると思っている。」

真実性とイメージ
Z: 今はリアリティが求められる時代です。観客に近い素の自分を見せるべきでしょうか、それとも幻想を残すべきでしょうか。
クロエ:「バラエティ番組に出てから、私のユーモアやのんびりした性格、反応が遅いところを出したが、それを好意的に受け取ってくれる視聴者がいる。人気を重視するなら素を出すのは一つの方法だ。だが俳優としては、素のキャラクターが固定されすぎると役の幅を狭める危険がある。観客がその素のイメージに慣れすぎると、違う役柄に入り込めないおそれがある。」
アシュリー:「私はカメラの前後で一貫しているタイプだが、距離感を感じさせることが多い。人に見せる部分と隠す部分があるのは自然だ。隠している部分が本当に観客に受け入れられるかどうかを自分で見極めている」
外部のイメージと自己表現
Z: 世間が与える「清純でおとなしい」イメージについてはどう思いますか。
クロエ:「性格的には内向的でスロースターターだ。無口な時間が多いし、倫理観も強いので、重大なイメージダウンにつながるようなニュースは避けたい。だからこそ『おとなしい子』と見られがちだが、実際は家族に内緒でオーディションに出たこともあるし、入業当初は家族に話さなかった時期もある。」
アシュリー:「私も見た目はおとなしいと言われる。読書好きで静かな音楽を好むし、家族と過ごす時間が好きだ。ただし反逆心が全くないわけではない。人が期待する通りに行動するのは好まない。無言で誰かの想像を裏切る行動を積み重ねたい。最終的にはイメージに左右されないだけの実力をつけたい」

二人の相性と現場での化学反応
Z: お二人はどちらもスローペースな性格です。撮影での相性はどうですか。
クロエ:「今日の現場のクールな雰囲気がすごく好きだ。普段は前向きで熱意ある人が多い現場が多く、そのテンションに応えるのは私にとってエネルギーを使う。二人があまり多くを語らない分、かえって気分が楽だ。」
アシュリー:「わかる。コミュニケーションのテンポがちょうど良い。楽しい場面を作る場面ではぎこちなさが出ることもあるが、私たちには独特の化学反応がある。それは二人にしか分からない。」

影響を受けた作品
Z: 芸術作品で影響を受けたものはありますか。
クロエ:「落ち込んだときや迷ったときは、フランシス・マクドーマンド主演の映画『ノマドランド』を何度も見返す。大自然を舞台にした描写が私にとってとても癒やしになる。物語は諦めずに自分と向き合うことを教えてくれた。私は山歩きやキャンプが好きで、毎年は海外での山行を経験したいと思っている。」
アシュリー:「グスタフ・クリムトの『接吻(The Kiss)』は強い感情を呼び覚ます作品だ。描かれた女性の依り添い方や無条件の受容感に、自分が理想とする愛の形を見た」
イメージチェンジとキャリア
Z: イメージを変えることは運命を変えますか。
クロエ:「確かに、短く髪を切ったときは一時的に反響があった。しかしそれは外見の変化であり、イメージは時間をかけて築かれるものだ。ここ数年で私の『活力がありスポーツ好き』という面が認識されてきたが、イメージは年の積み重ねだと思う。」
アシュリー:「入業前は短髪が基本だった。髪を伸ばすのは業界に入ってからの決断だ。即座に他人の見方が変わるとは限らないが、細かな変化が自分の行動や判断を変え、日々の決断が積み重なって最終的に運命を変えることはあると感じる。」
Executive Producer : Angus Mok
Photographer : KAON
Art Direction : KAON & Mimi Kong
Styling : Mimi Kong assisted by Yoanah Chan
Videography : Kason Tam & Alvin Kong
Video Edit : Kason Tam & Alvin Kong
Interview : Ms.A
Makeup : Melody Chiu (Chloe), Zoey Chin (Ashley)
Hair : Al Leung (Chloe), Veron Chan (Ashley)
Wardrobe : MAX&Co. &Co.llaboration with Looney Tunes


