魏浚笙(ぎしゅんしょう / ジェフリー)の七色の世界は、人々を惹きつける。
美しいものに人は抗えない。それは空に架かる七色の橋のようだ。
あるときは珍しさのため、またあるときは色そのものの魅力のため。
赤から紫まで、異なる七つの色が一つに重なると別の韻を生む。

それは舞台や作品の違いにも似ている。
歌う姿の真剣さ。バラエティで見せる意外な魅力。
影のある天才少年役まで、魏浚笙は多彩な面を見せる。

本人も言う。「彩虹真的很能夠代表我(彩虹は本当に自分を象徴する)」と笑う。
それならば、その彩りの世界に入ってみよう。

3 2 1! Action!
テレビ番組で現れた当初、まず注目されたのは端正な容姿だった。
「イケメン」は出発点だが、注目を保つにはそれだけでは不十分だ。
魏浚笙は演技、バラエティ、歌に次々と挑戦した。
努力は実を結び、彼は叱咤生力軍男歌手金獎(叱咤楽壇の新人男性歌手金賞)を受賞した。

多方面で結果を出すには、更なる努力が必要だ。
「挑戦するのが好きだ。だからどの機会も楽しい」と彼は語る。
魏浚笙の演技観と影響
周星馳(しゅうせいち / チョウ・シンチー)の影響は大きいと述べた。
幼い頃から観てきたリズムやユーモアが自然と染み付いたという。
とはいえ、他者を真似て笑わせるのは別物だとも言う。

昨年の賀歳喜劇『超神経械劫案下』に出演後、自分のコメディ力を振り返った。
「自然さが一番大事だ。自分が無理に面白くしても伝わらない」と述べた。
正劇への挑戦
今回の新作では正義感あふれるヒーローを演じる。
彼は歌と演技に共通点があると語った。
「歌は物語を語る行為だ。感情を届けることが大事」と説明した。

演じる際は集中してその場の緊張を楽しむという。
どの役も、自分の一部を拡大する行為だと語った。
消防士役の撮影体験
来たる大作災害映画『焚城』では消防士を演じる。
実際に着用した消防服は「黄金戦衣」と呼べる重さだった。
「二十分着ただけで疲れた。とても重くて暑い」と振り返った。

火場は視界が奪われる危険な世界だと実感したと述べた。
消防士の動きや技術の一端を学んだという。
「手で煙をかくようにして進むなど、技術は本当にプロフェッショナルだ」と語った。

チームと撮影の充実感
三か月間の密撮は実際の任務のようだったと述懐した。
仲間と共に救助を模した日々は、強い達成感を生んだ。
「チーム精神を肌で感じた。演じる喜びがより深まった」と語った。
創作とファッションの関係
彼は音楽制作と役作りの傍ら、ファッションにも熱心だ。
雑誌をめくる習慣から配色の知識を吸収するという。

無意識の組み合わせが新鮮な発見になることもあるという。
「裁断や色使いで、思いがけない組合せが生まれる」と述べた。

動物に関する作品も好んで観ると語った。
自身の絵の腕前は控えめに評価した。
「100%中の10%だと感じる」と冗談めかして言った。

家にある《Pokemon x Van Gogh》シリーズの絵画を大切にしているという。
ポケモンがファン・ゴッホ風に描かれた一作を、親戚に頼んで購入したそうだ。

恐怖への向き合い方と現在の心境
彼には苦手なものもある。蜂だ。
過去の撮影で蜂に追われて逃げた経験を語った。

「恐怖は恐怖だ。時には怖がる自分を受け入れることも大切だ」と笑った。
多忙な舞台の中でも、彼は冷静で楽観的な姿勢を保っている。
魏浚笙は最後にこう付け加えた。
「虹は珍しいから大切にしてほしい。つまり私も大切にしてね、はは」
撮影・取材クレジットは以下の通りである。
Photography: Olivia Tsang
Art Direction: Olivia Tsang & Mimi Kong
Styling: Mimi Kong assisted by Yoanah Chan
Interview: Louyi Wong
Videography: Alvin Kong & Matt
Video Edit: Alvin Kong
Makeup: Blair Chan
Hair: Holam Chong
Jewelry: Cartier
Wardrobes: Tod’s


